ブライダル業界の面接で聞かれる質問6選!内定者の答え方の例を解説!

ブライダル業界の面接で聞かれる質問6選!内定者の答え方の例を解説!

 

将来、ブライダル業界でウエディングプランナーやドレスコーディネーターとして仕事がしたいと考えている方は多いでしょう。しかし、働きたい企業に入るための就職活動については、あまりイメージが湧いていないかもしれませんね。

 

企業によって選考内容は異なりますが、まずは志望動機や自己PRを記した書類(エントリーシート)を審査され、通過できたら面接に進むという流れが一般的です。中学や高校受験、アルバイトなどで面接を経験したことがあったとしても、就職活動の面接では、また新たに対策をしなければなりません。

 

そこで今回は、ブライダル業界への就職を果たした国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校(ITHB)の生徒たちが、実際の面接で受け答えした質問の例をご紹介! 就職活動を始めるのはまだまだ先だという高校生の方も、ブライダル業界への転職を考えている社会人の方も、ぜひチェックしてみてください。

 

面接でよくある質問内容は?志望動機には何と答えるのが好印象?

 

ブライダル科が設置されているITHBからは毎年、何人もの生徒がブライダル業界の大手企業に内定しています。面接でどのように受け答えすれば、自分のことを企業に売り込みやすくなるのか? 実例を元に探っていきましょう。

 

質問例①:Q. なぜブライダル業界を志望しますか?(T社)

 

A. 誰かの心を動かす仕事がしたいからです。

学生時代に吹奏楽部で活動していた私は、ホールでの演奏会など、さまざまな形で自分たちの音楽を聴いていただきました。そのなかでも特に印象的だったのは、地域のボランティアでお客様と近い距離で演奏した際、お客様から「あなたたちの演奏を聴いて勇気をもらった」と言っていただけたことです。

このとき私は、最高の音楽をお客様に届けるために部員が一つとなって全力で音楽に向き合ったからこそ、お客様の心を動かせたのだと実感しました。社会人として働くにあたっても、誰かのために、チームで全力になって心を動かせる仕事がしたいと考えるようになりました。

ブライダル業界は、たった一日のためにプロフェッショナルが集まってチームとなり、長い時間をかけて一つの結婚式を作り上げます。それは、いろいろな業種があるなかでも唯一無二の魅力だと感じ、このたび志望いたしました。

 

ブライダルに限らず、なぜその業界を志望するのかは、就職活動の面接でほぼ確実に問われます。こちらの生徒は、部活動でチーム一丸となって励んだエピソードから、ブライダル業界との共通点を見つけ出したようですね。チームプレーを大切にする姿勢と、業界への理解度を同時にアピールできているのが好印象です。

 

質問例②:Q. 当社への志望動機を教えてください。(F社)

 

A. これまで私は自身の弱みを克服するため、苦手なことに積極的に取り組んでまいりました。しかし、御社の校内説明会で〇〇様がおっしゃった「F社は、できないことができるようになることを成長だとは捉えていません」という言葉は、弱みを克服することばかりに目が行っていた私の視野を、一瞬にして広げました。

また、「強みとは、自分がやっていてワクワクしたり、勇気が出たりすること」という言葉にも衝撃を受けました。一人ひとりの価値観を尊重して会社の価値観と結びつけ、互いが成長できる御社の環境に、強く惹かれております。

さらに御社は、私の質問に丁寧に答えてくださるだけでなく、「あなたはどう思いますか?」と、こちらの意見も聞いてくださいました。学生である私の疑問を余すことなく汲み取ってくださった御社の誠実さは、今まで参加した15以上のどの企業説明会よりも強く伝わり、「人にも自分にも誠実でいたい」という私の軸と一致しています。私も御社の一員として、お客様に真っ直ぐ向き合い、“最幸”の一日を作るお手伝いをしたいと心から思いました。

私の強みである向上心を活かして止まることなく成長し、お客様にも共に働く仲間にも、想像以上の“最幸”を提供するプランナーとして活躍することを約束いたします。

 

例①同様に志望動機を問われていますが、こちらは「ブライダル業界」ではなく「当社」と、よりピンポイントになっています。つまり、同業他社がいくつもあるなかでその企業に応募した決め手を、的確に答えなければいけません。公式サイトに掲載されている企業理念などを細かく読み、自分が特に共感した部分をピックアップしてみると、回答を組み立てやすくなるでしょう。

 

しかしこちらの生徒は、企業説明会における担当者とのやり取りを志望動機のメインとしているのが特徴的です。説明会は担当者と直接コミュニケーションが取れ、公式サイトには載っていないリアルな情報が得られる絶好の機会ですし、こうして面接にも活かすことができます。就職活動では複数の企業の選考を並行して進めなければならなくて大変ですが、説明会に参加する時間はなるべく惜しまないようにしてください。

 

ITHBの校内企業説明会の様子

ITHBの校内企業説明会の様子

質問例③:Q. 入社したらやりたいことは何ですか?(T社)

 

A. 現段階の一番の目標は、御社のドレススタイリストとして、お客様の晴れ舞台である結婚式の記憶をより鮮明に残すことです。そのために私は、ドレス選びに全力で向き合いながら、結婚式の一部を創るお手伝いの経験を積んでまいります。やがてドレススタイリストとしても人間としても遥かに成長できましたら、私自身が御社の人事担当の方のお話を聞いて強く影響を受けたように、御社の結婚式に対する熱意を多くの方々に伝えたいと考えております。

 

一心不乱に努力していると忘れてしまいがちですが、就職活動における内定は、あくまでもゴールではなくてスタートです。その企業に入ってからどのようにキャリアを積んでいきたいのかを思い描き、面接で言葉にする必要があります。「この人が入社してくれたら頼もしい」と感じてもらえるよう、堂々と発言できればよいですね。

 

質問例④:Q. あなたにとって理想の人物像は?(F社)

 

A. 私の理想の人物像は、在籍している専門学校の先輩方です。以前の学校で関わってきた部活の先輩方は練習で手を抜いたり、ずる休みをしたりするような方ばかりで、正直にいって憧れを抱いたことがありませんでした。

専門学校に入学後、先輩方が私たちの学年に向けて就職活動のお話をしてくださる機会があり、私は今までの経験上、「なんで先生じゃなくて先輩の話を聞くの?」と思ってしまいました。しかしいざ先輩方の話が始まると、一つしか年齢が変わらないのに人前でいきいきと話す姿に圧倒されました。「私もこんな人になりたい」と初めて強く感じた私は、これをきっかけに先輩方と交流を深めていきます。

先輩方はその後、私が就職活動で悩んでいることに気づいて、たくさんアドバイスをくださいました。また、私が学年の制作発表の統括に立候補できたのも、先輩方が背中を押してくださったからこそです。先輩方のおかげで私は、今までの自分だったら確実にあり得なかった、新しい道に挑戦することができました。

来年度、自分が先輩の立場になった際には、先輩方のようにいきいきとした姿を見せたいと考えております。相手が言葉にしていなくても気持ちを汲み取れるような思いやりの精神で、人の心を動かせる存在になりたいです。

 

その業界で活躍する有名人のほかにも歴史上の偉人、好きなタレント、家族……などなど、誰を理想の人物像として思い浮かべるかは人それぞれでしょう。絶対的な正解が決まっているわけではないですが、こちらの生徒は専門学校(ITHB)の先輩方を挙げています。

 

ITHBでは、1年次の11月に「就職交流プラザ」というイベントを実施。すでに就職が内定した2年生が、面接や試験での体験談を、和やかな雰囲気のなかで聞かせてくれるのです。さらに1年次の1月には、業界の最前線で働いているITHBの卒業生が母校に帰ってくる「カミングホームプラザ」というイベントも。最も身近な成功例として、これらの先輩をモデルにしてみるのも効果的ですよ。

 

ITHBの就職交流プラザの様子

ITHBの就職交流プラザの様子

 

ブライダル科の情報はこちら

 

質問例⑤:Q. あなた自身に大きな変化が求められた出来事や経験は?(D社)

 

A. 音楽に出会ったことです。小学生のときに所属していた陸上やバスケットボールのクラブでは補欠にもなれないほどの運動音痴で、中学校では違うことをやろうと思い、吹奏楽部に入部しました。路線変更したら必ず成功するだろうと甘く考えていたのですが、楽譜を渡されても読めなくて指も動かせず、周りからは「それじゃ使い物にならない」と言われてしまい、心の底から絶望しました。

しかし私は「いつも逃げ腰だった自分を変えたい」、そう強く思いました。それから先輩方に追いつきたい一心で、朝練が始まる30分前に行き一人でひたすら基礎練習をし、家に帰ってからも1時間、鉛筆を楽器代わりにして指の練習をしました。

そうしていくうちに、昼休みや放課後も憧れの先輩のフレーズや曲を吹き、気づけば家でも音源を聴いている自分がいました。時間を忘れて夢中になれるほど、自分自身と音楽に向き合えるようになったのです。

中学校の吹奏楽部を引退してからも、高校ではジャズという新しい世界に卒業まで没頭しました。6年間続けてきた音楽は、今の私を作り上げた原点だといえます。

今後の私にとっては結婚式が、音楽のように“時間を忘れて夢中になれる”ものになるはずです。たとえ無理難題だとしてもできない理由を並べるのではなく、私は実現する方法をとことん考え尽くします。そうして最後まで責任を持ってやり遂げることで、目の前の方々に寄り添い続けたいです。

 

その後の人生を左右する就職活動では、つい自分のことを大きく見せようとしてしまうのではないでしょうか。とはいえ、世の中に完璧な人間なんていないですよね。こちらの生徒のように過去の失敗を認め、そこから奮起したという経験があったほうが生々しいですし、担当者も根性や将来性を評価してくれそうです。

 

結婚式場やホテルでのバイト経験を伝えて内定した生徒の事例も!

 

質問例⑥:Q. ご自身の個性を表現してください。(B社)

 

A. 私は、まさしく“イノシシ”のような人間です。猪突猛進という言葉があるように、イノシシは獲物を捕らえるためにひたむきに進み続けますが、私はそんなイノシシのように最後まで物事を諦めず、途中で投げ出さずことはありません。

私は専門学校に入ってから、格式のある専門式場でアルバイトを始めたのですが、一生に一度の大切な結婚式に関わるというプレッシャーに押しつぶされそうになり、自身に与えられた仕事で頭がいっぱいになってしまうことがありました。周りがまったく見えずに仲間の足を引っ張ってしまい、先輩からご指摘を受けましたが、そこで挫けず投げ出さないのが私です。

私は自身の仕事だけでなく、すべての仲間の仕事を理解すれば、周りの人の動きを読めるようになるのではないかと考えました。それからは少しでも時間があれば、まだ習っていない仕事だとしても、先輩が行っている仕事内容を聞くように心がけました。帰りの電車の1時間半、毎回復習の時間を作ることで仕事全体への理解度を高め、どうしたら上手くいくのか、失敗を次に活かせるのかを日々探究することで自身の成長に繋げられました。

その結果、一緒に働いているスタッフの動きを把握できるようになり、周囲の状況や先の展開を読む力が身につきました。例えば感染予防対策のパーテーションが倒れてしまい、卓上のものがすべて使えなくなるという突然のアクシデントにもスムーズに対応できたときは、自身の持ち味である粘り強さを実感できた瞬間でもありました。

最後まで諦めない、イノシシのように粘り強い私だからこそ、常に物事を前向きに捉える心を持ち、お客様や同じ仲間のために努力し続けることを約束いたします。

 

こちらの生徒は自分をイノシシという動物にたとえているのもユニークですが、そのあとに具体的なエピソードとして専門式場でのアルバイト経験を語り、説得力を高めています。実際にITHBから大手企業に内定する生徒はホテルやゲストハウス、ドレスサロンなど、在学中からブライダル関連のアルバイトをしているケースが珍しくありません。

 

もしアルバイトができなくても、ITHBでは各企業と連携した実習や体験型プログラムが充実しているため、面接での話題には事欠かないはずです。自分は何を学びたいのか、それを何に役立てたいのかを意識しながら、積極的に参加しましょう。

 

憧れの仕事がしたい人は国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校(ITHB)で面接対策を!

女性就活生と専門学校の女性職員

 

いかがでしたか? 面接は緊張するものですが、ITHBでは個別の面接対策を、不安がなくなるまで何度でも受けられます。希望の職種に就けるよう、生徒と講師がしっかり二人三脚で歩んでいける環境が整っていますし、もちろんグループディスカッション対策もバッチリです。

 

ブライダル業界で働きたい方は、ぜひITHBへのご入学をご検討ください。年間を通して学校説明会やオープンキャンパスを開催しており、来校型とオンライン型のどちらでもご参加いただけます。別記事では、学費の一部が免除になる特待生制度でITHBに入学した生徒たちの志望動機をまとめていますので、あわせてご覧いただければ幸いです!
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