山内結希
エアライン科キャビンアテンダントコース 卒業
日本航空株式会社 客室乗務員
北優子
英語集中科 成田エアラインコース 卒業
ANA成田エアポートサービス グランドサービス部
2010年グランドスタッフとして入社
2022年4月にグランドハンドリング部門へ異動
吉野瑠華
エアライン科エアポートサービスコース 卒業
株式会社JALスカイ 成田国際空港
仕事について
1
どんな理由で「エアライン科」を希望したのですか?
山内
客室乗務員になることは私の長年の夢でした。航空業界の専門知識を元客室乗務員の先生方から学べることはもちろん、就職活動に必要なカリキュラムやイベントが充実していることに魅力を感じキャビンアテンダントコースへの入学を決めました。
北
英語が得意だったことと空港で働く事が小さいころからの夢でしたので希望しました。
吉野
空港の中で1番最初にお客さまと関わり、自分の接客で良い旅の始まりを届けられるグランドスタッフという仕事に惹かれこのコースを選びました。
2
実際に働いてみてどう感じてますか?
山内
説明会や面接を担当していた社員の皆さまがとても優しく、温かいお人柄で、こんな先輩方と働ける日が来たらいいなと思っていました。実際に入社して、一緒に仕事をしてみると、先輩方の優しさや、仲間への思いやりを肌で感じることができ、ますますJALが好きになりました。お客さまや仲間のために心を尽くす素敵な人が集まる環境で、働くことができる毎日に幸せを感じています。
北
グランドスタッフ:入社前は華やかでゆったり仕事をしているイメージでしたが、実際に働いてみると空港内を一日中歩き回ったり、お客様の補助をしたり、意外と体力勝負だと感じました。グランドハンドリング:悪天候の中や夏場の暑い中での作業になるので体調管理が重要です。とにかく体力勝負の仕事です。
吉野
この仕事は常に動き回っているので想像以上に体力の必要な業務だと感じました。また飛行機は出発時間が決まっているので時間に追われることが多いです。最初はタイムプレッシャーの中で満足できる接客をすることに難しさを覚えましたが、短い時間の中でもできる事を探し行動していくワクワクもありました。
3
普段どんなことを心がけて働いていますか?
山内
お客さまの喜ぶ顔を想像しながら乗務しています。些細な会話からお客さまの心の声に気がつき、それをもとに仲間とアイデアを出し合って行動します。その結果、お客さまから「ありがとう」と感謝の言葉を頂戴した際には、お客さまを思う気持ちが届いたと実感できる瞬間であり、やりがいを感じます。
北
グランドスタッフもグランドハンドリングもチームで仕事を行っているので、日々のコミュニケーションを大事にしています。普段からコミュニケーションが取れている事で、業務も円滑に進めることが出来ます。
吉野
相手の立場に立って考えることを意識しています。お客さま、同僚関係なく相手が求めることは何か、自分がサポートできることはないか考えながら業務を行なっています。
4
仕事をしてきて一番嬉しかった出来事は
ありますか?
山内
コロナ禍で閑散とした時期が続いており、私たち乗務員の心の中にもこの状況はいつまで続くのだろうという不安もありました。
そんな中お客さまから「応援しているよ」「また絶対JALに乗るからね」と多くの励ましの言葉を頂戴し、お客さまの優しい気持ちに胸が熱くなりました。お客さまにいつか恩返しができるよう、今の自分にできることを精一杯取り組もうという気持ちになりましたし、いつまでも愛される日本航空でありたいと思いました。
北
グランドスタッフの時、出発地で預けた荷物が届かなかったお客様の対応をして、その方から私の当日の対応に関して、後でお褒めのお手紙を頂戴したことです。マイナスの内容からプラスの内容になった事が嬉しかったです。
吉野
搭乗口での責任者として、初めて担当した飛行機が定時で出発していった日が印象に残っています。お客さまも多く、大きなタイムプレッシャーの中、社員全員で定時出発に向け協力しながらハンドリングを行い、無事飛行機が出ていくところを手を振りながら見送った時がとても嬉しかったです。
5
成功談と失敗談(辛かったこと)があればお聞かせください。
山内
機内でご家族で搭乗されたお客さまからお母さまがお誕生日であると伺い、皆でサプライズのお祝いをしました。ご家族の皆さまに喜んでいただいたことも嬉しかったですし、お客さまの笑顔を見た瞬間、私たちも笑顔になり、チーム一丸となってお客さまの笑顔を引き出せたことに達成感を感じた出来事でした。
北
約10年間グランドスタッフを経験して、そこからグランドハンドリングへの異動でゼロからのスタートでした。異動した当初は、スムーズに作業が出来ず本当に悔しかったですが、先輩後輩関わらずみんなが根気強く訓練をおこなっていただいたお陰で、今ではグランドハンドリングの業務ができるようになりました。
吉野
国際線は外国籍のお客さまが多いので、言葉の壁を感じる事も多いです。お客さまが伝えたいこと、求めること全ては理解できず、残念な思いをさせてしまった時は悔しかったです。
6
スキルアップのために自主的に取り組んでることはありますか?
山内
語学力向上のためにTOEICの勉強をし、検定試験の勉強や機内アナウンスの練習もしています。
北
グランドスタッフ:語学の勉強(英語や第2言語)
グランドハンドリング:体力づくり(規則正しい生活を送る)
吉野
語学勉強は学生時代からずっと続けています。英語以外に中国語、韓国語も勉強しています。
7
この仕事の魅力はどこにあると思いますか?
山内
お客さまからの感謝のお言葉を直接受け取れることです。お客さま一人一人に旅行の目的や、背景、ニーズがあり、限られた空間と時間の中で、お客さまのニーズを正確に読みとることはとても難しいですが、ありがとうと仰ってもらうとお客さまと心を通わせることが出来たと感じられ、非常にやりがいを感じます。
北
グランドスタッフ:お客様と関わる仕事なので、ご意見を伺ったり等、多少つらいことも当然あります。ただ、それよりお客様からの「ありがとう」やお客様が笑顔になってくれる素敵な仕事だと思います。
グランドハンドリング:航空機の出発や到着を間近に感じられる。空港でしか見る事の出来ない色々な特殊車両を操る事が出来ます。また、弊社では、A380や貨物専用機にも携われる事が出来、グランドハンドリングの業務領域も広いことが魅力です。
吉野
国を超えて様々なお客さまと出会えるところが魅力だと思います。またグランドスタッフの仕事には色々な業務があるので、毎日新鮮で新しい発見があります。
ITHBについて
8
ITHBでの学びは現場で生きてますか?
山内
入社訓練では専門用語を多く含む説明をスムーズに理解でき、空港の3レターコード、航空会社の2レターコードなどは在学中に勉強していたので、知識として定着しており、いまでも役に立っています。また英語の授業も多く、会話の授業もあったため、海外からのお客さまをお迎えしても自信を持って会話をしています。世界、日本の観光名所の授業で学んだことをお客さまに日本語や英語でお伝えもしています。
北
現場で生きているとは少し違うかもしれないですが、先生方にたくさん面接練習をして頂いたおかげで、実際の面接でも自分のことを十分に伝えることができました。
吉野
危険物の講座はとても役立っています。お客さまからの問い合わせにもすぐお答えできました。英会話の授業は即戦力になります。他の言語も挨拶や簡単な会話ができるだけでもお客さまとの接点になります。
9
ITHBに通って良かったと思うエピソードはありますか?
山内
厳しい就職活動の時期を乗り越えられたのは、同じ夢に向かって努力する仲間や、全力でサポートしてくださる先生方がいたからです。内定の知らせを受けた後、校内でお会いする先生方から、おめでとう!と声をかけていただきました。授業を担当していない先生からも声をかけていただき、こんなに多くの人が応援してくれていたんだと、嬉しく、ありがたい気持ちでいっぱいでした。
北
在学中はもちろんですが、卒業してから遊びに行った際も、ずっと顔を覚えていてくれていつも暖かく迎え入れて下さり、仕事の悩みなどを親身になって聞いていただけたことです。
吉野
先生方のサポートに感謝しています。就職活動が始まり、自分が思うように進められず辛い時期もありましたが、先生方の寄り添ったサポートがあったからこそ諦めずに頑張れたのだと思います。
10
先生からの忘れられない言葉があれば教えてください。
山内
最終面接前日に、「頑張ってね」という言葉とともに御守りをいただきました。内定の知らせを伝えた際、エアライン科の先生だけでなく学校中の先生方が喜んでくださったことを今でも覚えています。
吉野
就職が決まることがゴールではないと言われました。就職活動中は目の前の内定をもらうために必死になりがちですが、大切なのはそこで働く理想の自分の姿を想像し、目指していくことだと学びました。
11
他の学校にないITHBの魅力とは?
山内
少人数制のアットホームな雰囲気がITHBの魅力だと思います。
納得いくまで何度も面接練習や履歴書の確認をしていただいたことで自信を持って選考に臨めました。一人一人の個性に合わせたきめ細やかなサポートを行なってくださったことにとても感謝しています。
北
他の学校と比べて規模が小さい分、1人1人に合わせたきめ細やかな指導をして頂けて、先生に質問もし易い環境が魅力だと思います。
吉野
先生方のサポートが厚いです。わからない事、不安な事があってもすぐに相談できる存在がいるのはとても心強いです。施設も整っており、空港カウンターや機内を再現した実習室では実際に働く自分の姿を想像しながら学ぶことができます。